マイルストーン

132期の山崎絢乃です。

私はボート部が大好きです。

一緒に、苦しんでえぐり合って、呼吸困難になっちゃうくらい笑って。
そんな同じ瞬間をみんなで分かち合う感じがものすごく好きでした。

でも苦しい時は本当に苦しかった。

ほぼボートを漕がずにエルゴばっかりやってたのに8分切れなかったのは、たぶん死ぬ間際にも後悔するくらい悔しかった。
思い出すのも怖いくらい何もできなかった関西選手権。
あと1ヶ月で引退って思ってたのにいきなり2ヶ月になったあの瞬間(これに関しては神様からの最高のプレゼントでした!)
付きフォアで絶対にA決勝に行けると思ったのに届かなかった。

これ以外にもエグくて悔しくて辛かったことがたくさんありました。
後輩にも負けて1番下手くそなのに自分がこの部にいる意味はあるのだろうか。迷惑しかかけてなくて申し訳ないという罪悪感で寝れなかった時もありました。逃げ出したくなる時もいっぱいあったけれど、一緒に悔しがって寄り添ってくれたのがすごく嬉しかった。次の練習の時には、何が悪かったのか皆でいっぱい考える。やっぱりもっと頑張ってこの仲間と共に勝ちたいと思わせてくれる。
今となっては、この苦しみがどんなに自分を成長させてくれたのかはっきり分かります。

だからこそ、そんな仲間と一緒に笑って喜び合う瞬間が最高に幸せでした。
特に、超狭いお風呂でずっと話してたり、ホールや掃除でワイワイ話している時が楽しかったな!
艇庫には面白い人や出来事がたくさんあって、みんな天才!

でも何より、最後のレースで1着でゴールできたことが言葉では表せないほど嬉しかったです。
私なんかより努力家がたくさんいるけれど、なかなか結果に繋がらなかったからこそ、自分がやってきたことが無駄じゃなかったんだなって思えた瞬間でした。
5人姉妹、一緒に漕いでくれて本当にありがとう。超大きいマイルストーン出来ちゃったね!

慶應義塾體育會端艇部は最高の部活です。
どんな時にも、支え合って喜びや苦しみを分かち合う仲間がすぐそばにいます。目標に向かって努力を惜しまない尊敬できる仲間がいます。
私は引退して、そんな仲間とバラバラになってしまうのが今は本当に寂しいです。

けれども、これから後輩たちがもっともっと素晴らしい部にしてくれると思います。
勝利して隅田川で艇庫で喜び合っている瞬間を見ることが楽しみです。
本当に心の底から応援しています!

最後になりましたが、
どんな時も味方でいてくれた家族
頼もしすぎて期待しか感じない後輩のみんな
ダメダメすぎる私を見捨てることなく励まし続けてくださった先輩方
少しの成長も見逃さずに見に来てくださったコーチの方々
最高の瞬間を提供して一緒に喜んでくれたマネージャー
最高に尊敬できるかっこ良すぎる同期(特に、ラストライフにログインできないねぎちゃん、四字熟語にしたい兼子佳恵、頑張ると一緒に縦強になっちゃうまお)
その他にもたくさんのお支えがあって私は4年間続けることができました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

132期 山崎絢乃

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