成長と感謝

こんにちは。弘田千乃です。

ラストライフを書き終えるのが一番遅くなりました。
何事も締切ギリギリ族にならないことが今後の最大の目標です(今回ばかりは間に合ってもいないですすみません。)

表紙の写真は、4年間の寮生活を終えて自宅での引退生活を10日ほど経験した132期の様子です。(さすがに明らかな変貌を遂げた人はいませんね)

この同期エアビから帰ってきた次の日の今、このブログを書いています。
引退して10日でまた全員集合しちゃうし、完璧なスケジュールのおかげでめちゃくちゃ楽しすぎる同期旅行になって同期愛が爆発しているので、この勢いでラストライフを書いていきたいと思います。

早速ですが、私がボート部に入部を決めた時のことを思い返すと、4年間で何度も乗り越えた、「沢山悩んで決断を下す」という経験はこのときからはじまっていたのだなあと、感じます。入部当初から試練がいくつもあって、自分の中で悩んで苦しんだ気がしますが、この時期がなんだかんだ今でも一番の原動力になっていると思っています。

競技ボートの存在も、体育会に入ることすらも全く考えていなかった私が、本当に軽いノリで試乗会に来てびっくりするほど感銘を受け、1週間後の試乗会も参加してしまうくらいボート部の魅力は衝撃的なものでした。

ボートの辛さも既に知っていながら私に全力でボート部を推してくれた高校同期の福間亜美には本当に感謝しています。(同期でも後輩でも保護者でもなく部外者への超個人的な感謝から始まってしまってすみません。試乗会も2回参加し戸田にも早慶戦も応援来てくれて、引退前もメッセージをくれる子なので、名前も出しちゃってすみません。)

入部まででこんなに尺を取ってしまって、このノリで4年間の出来事を振り返るのか、、と気が遠くなりかけている方がいるかもしれませんが安心してください。1つ1つの出来事を振り返るのはここではせず、ボート部での経験を通じて得た考え方と、感謝の気持ちを綴りたいと思います。

最初に書いた「沢山悩んで決断を下す」という経験を、ボート部での4年間では至る所で沢山した気がします。高校までの人生で、自分の選択に対して悩んで自分の力で決断をする経験はあまりありませんでした。

受験をするにも部活に入るにも、割と周りのノリで、あまり考えずに多数派を選んできた自分なので、親元を離れて寮生活をすること、理工学部生がいない中体育会端艇部に入部すること、選手からマネージャーに転向することも、全部の選択に対して相当悩んで人に相談して、勇気を出した決断でした。

この経験は、本当に自分を成長させるし、壁にぶつかって行き詰ったときに自分を支えてくれると思っています。
人生軽いノリや、直感で何かを始めて成功することも沢山あると思います。むしろそういう勢いが大事なときもあります。けれども、愚直に悩んで自分で納得して選んだ道で、後悔することはほとんどないです。壁にぶつかるのって本当に辛いし、なかなか決断しきれない時って自分の無力さにすごく落ち込むことも多いけれど、ふと後になって振り返ってみると、結構自分頑張ってるんだなとか、自分のキャパの広さに気付いたりすることがあります。

4年間の中でも、これ以上辛いことがあるのかって何度も思ったけれど、多分周りも同じくらい、もしくはそれ以上辛いことを経験していて、さらにこれからの人生でも絶対もっと大変なことが待ち受けているのだと思います。そんな時に、絶望するのではなく、悩めるだけ悩んでその時の精一杯でぶつかればいいんだと考えるようになりました。

大事なのは、自分で選んだ道を自分で正解にすることです。後輩のみんなも、ボート部という選択が正解か分からなくなることがあるかもしれないけれど、自分の意志で下した決断に対して責任を持つということ、自分の選択を自ら正解にするということを、少しでも意識してもらえたら嬉しいです。

、、、こんなに今まで大変だったみたいな話をしてしまいましたが、私はこの4年間、最初から最後までボート部での生活が本当に楽しくて仕方なくて、誰にでも胸をはって最高な大学生活を過ごしたといえるくらい充実していました。

そんな風に思えるのはやっぱり、人だと思います。周りの人が、自分の頑張れる環境を作ってくれるし、自分の楽しい人生を作ってくれます。これに関しては本当に、ボート部員全員に感謝を伝えたいです。
今後の人生でも人に恵まれて生きていきたい、ボート部員を超える人たちに巡り合えるのかが少し不安ってくらい、そう思います。
私の大学4年間を楽しいものにしてくれて、成長させてくれて、本当にありがとうございます。

最後に部員へメッセージを少し残して、終わりたいと思います。
同期旅行の次の日で、同期のラストライフを読んで涙し、完全に感傷モードの中書くので少々くさい内容かもしれませんが、おゆるしください。

まず、同期女子。

周りの雰囲気を明るくするのが天才的にうまくて、辛い時も絶対諦めない絢乃(沢山笑いと勇気をくれてありがとう!)
こんなに純粋な子いる?ってたまに驚くくらい、まっすぐひたむきに物事と向き合える万緒(万緒の言葉のセンス大好き、「さりげない優しさが心の中で大きな炎となって灯されるような温かさを生み出す素敵な空間」これ最高!)
正直自分と考え方が違いすぎて、自分に自信をなくして落ち込むこともあったけど、最高に刺激になって成長させてくれた佳恵(尊敬してます、よっしーに出会えてよかった!)
いつもは可愛がられているけどなんだかんだ同期のお母さんで、いつも尖りすぎない大人な意見をくれる紫遥(一緒にマネージャーできてよかった、沢山相談のってくれてありがとう!)

全員が本当に私の持っていないものを持っていて、みんな違うからこそ完璧なバランスだったんじゃないかなって思います。最高な女子同期でした、本当にありがとう。大好きです。

長くて一人一人は書けないけど、真面目で頑張り屋さんでそして何より優しい人が多い132期男子。
入部当初からみんながいい人すぎて驚きの連続だったのを覚えています。ガツガツ周りを引っ張っていくような人はあまりいないけれど、上級生だからと調子に乗らず真面目に部活に取り組み、安定した背中を見せられていたおかげで、後輩たちもついてきてくれたんじゃないかなと思います。
女子も含めていつも周りを気遣ってうまくまとめてくれて、ありがとう。みんな大好きです。これからも仲良くしてね!

そして後輩のみんな。
自分が4年生の時は特に、後輩たちの頼もしさにハッとさせられることが多かったです。みんなすごく色々なことを考えているし、真面目に部活に取り組んでいるし、しっかりしていて勢いも感じました。
自分に自信を無くしているときに、後輩が私のことを褒めてくれたり、尊敬してますと言ってくれたとき、本当に涙が出るくらい嬉しくて感動しました。自分がお手本にできる先輩になれているという自信は全くなくて、その不安は常に消えなかったけれど、そんな後輩に支えられて、自分がしたことの何か一つは間違っていなかったんだと思えることが出来ました。
本当に感謝しています。自信をもって頑張ってください!

なんだかんだ、長々と拙い文章を連ねてしまいました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

ボート部で得た私の価値観、ボート部のみんなへの愛、ここらへんが伝わっていたら嬉しいです。

これからも定期的に関わっていくであろう端艇部ですが、とりあえず、引退です。

ここまで真剣に、好きなことに取り組んで集中できる環境ってこの先の人生でもなかなかないんじゃないかなって思います。今後の人生のことは22歳の私が断言できることはないけれど、多分学生時代にしかできないことが、ボート部には沢山あります。
このことに気づいたのが私は最近で、もう少しこの期間が続いたらなあと思うのですが、幸にも不幸にもあと半年で卒業できそうなので、少々焦りを感じています。(笑) まあそんなことを言っていても時間を延ばすことは出来ないので、残された学生生活、学生時代にしかできないこと、というのを全力で経験できたらなって思います。
(まだ2年とか3年とか残っている方は、全力で学生生活を楽しんでください!)

4年間本当にありがとうございました。最高の4年間でした!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *