THE LAST SHOCHO

どうも。

132期、合宿所長を務めました、勝野健です。選手部屋に空気清浄機を設置した人です。

とうとうラストライフを書く時がやってきましたね。同期のみんなは果たして深イイ話を書くことができるんでしょうか。僕も深イイしてもらえるように頑張ります。

 

 

振り返ると僕のボート人生はかなり恵まれていました。

高校の時は対校クルーに乗り、大学でも1年生の時からインカレに出場、NHKにも映り、メダルも獲得。早慶レガッタに出場して5年ぶりに勝利。

合宿所長という幹部だけどそんな責任は伴わない良いポジションに落ち着き、都合のいい時だけ大きな顔もしました。そのせいか来年は所長というポジションは無くなるみたいです。どんまい!

2000測定に集中するために必修の単位のテスト休んだのになぜか単位がきたり、消灯後に何気なく同期が発した一言のおかげで留年を回避できたこともありました。

エルゴは死ぬほど嫌いになったし、よく分からない選考方法にイラつくこともあったし、苦しいことも沢山ありましたが、客観的にみても恵まれていたのかなと思います。

 

そして何よりも、仲間に恵まれました。

 

なんでこんな面白いのと思う人。ボートのことが好きすぎる人。勝ちへの執念が凄まじい人。ずーっと努力する人。どんなに辛くても周りを鼓舞する人。信念を貫く人。

同じ目標を持つ人たちが集まるだけで奇跡に近いのに、こんなにも尊敬できる仲間ばかりで本当に恵まれたなと思います。

 

昨日イッテQを観ていたら、イモトが

「登山が成功するかどうかは誰と登るかで決まる」

と言っていました。

 

ボートにおいても同じことが言えると思います。

どんなにエルゴが回ろうが漕ぎが上手かろうが、「あ、こいつとは乗りたくねぇ」と思われたら終わりだし、

逆に言えばエルゴが回らなくても、漕ぎが下手でも、「こいつと勝ちたいな」と思わせたら勝ちです。

クルーの雰囲気は良くなり、きっと艇速は伸びるでしょう。

 

そんな「こいつと勝ちたい」と思わせる秘訣は,「求められているキャラを理解し、そのキャラを演じること」にあると思います。

普段から明るい艇庫のムードメーカー的な人は、水上でどんなに苦しくても明るくクルーを盛り上げたり。

物静かな人は、クルミの時に一言でも良いので発言するようにしてみたり。

クルーの中で最年少ならいつもより明るく振る舞ってみたり、最年長ならいつもより気丈に振る舞ってみたり。

そのクルーで自分はどんなことを求められているのかが分かればあとはそれを演じるだけです。

 

easy!easy!

 

 

さて、2週間後に迫ったインカレ兼全日本大会ですが、僕は付きフォアで出場することになりました。

早慶レガッタの対校メンバーからは僕だけが外れ、4大会連続出場した愛艇Quasarで最期を共にすることも出来ず、個人的には満足のいかないクルーとなりました。

エルゴでこの世の終わりみたいな記録を出してしまったから仕方ないです。

後輩のみんな、エルゴ頑張れよ!!!

ですが、終わりよければすべてよし!良い結果を出してボート生活7年の締めくくりをしたいと思います!

 

 

P.S

↑このラストライフは引退二週間前に執筆したものです。

引退して一週間経ったので軽く追記します。

 

 

僕の好きな言葉に、

「人は必要な時に必要な人と出会う」

という言葉があります。

 

尊敬する先輩、嫌いな後輩、好きなコーチ、仲のいい同期、仲の悪い同期、etc.

艇庫にはいろんな人がいると思いますが、ひとりひとりとの出会いには何かしらの意味があってのことだと思います。

 

引退した今、もっといろんな人といろんな話をしておけばよかったなと後悔しています。

もし、悩んでいたり困っていることがある人は、一人で抱え込まずに、艇庫にいるたくさんの仲間に相談してみてください。

もちろん、僕もLINEしてくれればすぐにご飯連れて行きます。

 

それでは!!

 

(若人時代)

若い。。。

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