覚悟を決めるんや

こんにちは!慶應義塾体育会端艇部4年132期主務の萩原秀賢です。
最近寒いですね。現役の皆は、授業もあって朝5時とかから漕いでいるか。こんな寒いのにホント頑張れ~~!

家でぬくぬく日光浴しながらライフを書いているのは天国ですね。

 

まずは、選手の皆、全日本・インカレの全レース、お疲れ様でした。(もうそんなところではないですね笑)
新艇に乗って、エルゴ出してやるぞ!って息巻いているか、マジエルゴ無理ぃってところですかね?今度こそ、早稲田・日大を倒して優勝してください。みんなの成長を楽しみにしています!

 

このライフでは、引退時に話させていただいたことを、改めて書かせていただきます。
若干時間が経ち、脂がのっていないかもしれませんが、お許しください。

この四年間は、本当に「幸せ」な時間でした。様々なことを経験させていただき、楽しいことも辛いことも、嬉しいことも悲しいことも、すべて含めて、幸せでした。
特に、選手の時は一人で練習すること、自分に向き合うことの厳しさだったり、仲間と同じ目標を共有することの楽しさ、マネージャーになってからは早慶戦の運営だったり、後輩と新しいことに取り組んでみたり、と本当に充実していました。
これは関係者の皆様に作って頂いた「環境」あってのことだと、つくづく実感しております。

端艇部の生活を支えてくれた、同期、先輩、後輩、特にマネージャーのメンバーには、本当にお世話になりました。
現場を支えて頂いた、神山監督をはじめ、田邉ヘッドコーチ、大河原さん、中田さん、小原さん、古谷さん等々、選手を指導いただき、有難う御座いました。マネージャーとしても、一緒にバンチャしていただいたり、相談を聞いていただいたり、特に監督には、運営面で多大なサポートを頂き、頭が上がりません。有難う御座いました。
理事会では、河合理事長をはじめとして、石井さん、橋本さん、白石さん等々、ご迷惑をおかけすることが大半でしたが、非常に鍛えられました。後輩に意味のある失敗を見てもらえたのかなと思います。ご指導いただき、有難う御座いました。
他にも、遠藤部長や鈴木会長等々、様々な関係者の皆様にお世話になりました。改めて感謝申し上げます。
最後に両親、4年間端艇部でこんなに贅沢をさせてもらえたのも、ここまで22年間何不自由なく暮らせたのも、両親のお陰です。有難う御座いました。

 

 

さて、ここまで読み飛ばした、読者の方が多いかと思いますが、それでOKです。
ボート部の「幸せ」を享受するためには、多くの人の協力が欠かせません。それは「環境」を一人で作るのは、難しいからです。
この「環境」があってこその「幸せ」なので、感謝が尽きない訳です。

 

最後に、マネージャーの軸と、特に幸せだったことについて、書かせてもらいます。

ご存じの人もいるかと思いますが、僕は2年の秋、新人戦の後にマネージャーになりました。
当時は選手として、一生懸命取り組んではいたが、今から思うとしょうもない、言い訳ばかりしている選手だったなと思います。ただ、ボートは結構好きで、最後に乗ったエイトもへたくそながらクルーリーダーとして、皆と目標を目指すことの楽しさを感じていました。(何となくマネージャーは向いているだろうな、と感じながら)
そんな中、マネージャーになり、転機がありました。

遠漕3日目の檜風呂と、その後にフロンティアで当時の幹部と話した時です。
レンタさん、直親さん、古谷さんは、何もできていない自分に、これからマネージャーがもっと力になれるチームを作ってほしい、マネージャーがもっとチームに貢献してほしい(こんな言い方ではなかったはずだけど)と言われました。当時、ごはんを作ることやビデオをとることにモチベーションを感じていなかった自分は、目をキラキラさせながら、聞いていたと思います。

そこから「もっと艇速に貢献するマネージャー」が始まりました。
最初はなかなか難しかったですが、選手と今日の艇庫飯の話をするために、こだわりを持って料理をするようになり、今日の乗艇の話をするためにボートの動きを見ながら、ビデオをとるようになりました。来年のマネージャーがチームのために時間を使えるように面倒な車検の整理もしましたし、みんなが単位をとれる用にWi-Fiを整備し、塾長賞をとれる用に申請もしました。3年生や2年生のために、新歓も力を入れてやりました。
その中でも、隅田での練習は特に楽しかったです。これほど艇速に貢献していると感じる仕事は無かったです。自分が楽しんでやっていたら、古谷先輩をはじめ、多くの先輩が来てくれたり、マネージャーの同期・後輩が、いつも以上の力を発揮してくれたり、漕手が凄く良い練習ができたって言ってくれたり、必要以上に感謝してくれたり、と多くのサポートがありました。

 

これらは全て自分のためにやったことです。「艇速への貢献」をすればするほど、自分が幸せに感じる。そのためなら、どんなことでもできました。
まさに引退の時に先輩が「勝つためには何でもやった」って言っていたのと同じですね。
自分のためにやっていることが、多くの人に応援していただいて、感謝までしてもらって、最後には早慶レガッタ・インカレの本番で結果まで残してくれる。自分で取り組んでいるだけで、十分幸せなのに、ここまで周りの力があったら、もう、ね、すごいよ。いい顔して艇庫に戻ってきてくれた選手達には感謝で胸がいっぱいです。

長くなりましたが、ここまでにしたいと思います。
後輩たちには、同じように良い思いをして引退する子が沢山いてくれるといいな~と切に願います。
大切なことは、「何をやったら幸せか、自分自身で決めること」です。
そいつのためなら何でもできる、そんな気持ちで、艇庫生活を楽しんでほしいなと思います。
それでは、また、お会いできるのを楽しみにしております。

明日はマネージャーで一緒に頑張った千乃です。

したっ👏👏

慶應義塾体育会端艇部132期
主務 萩原秀賢

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