キーワード:「4年前、早慶戦、艇庫、時空」

 

 

初めまして。

僕が女子だったら付き合いたいランキング1位(あくまで個人的にです)の桒原君から異端児との紹介を受けました、経済学部新2年の小宮山です。果たして僕は本当に異端児なのでしょうか。さて、入部からもうすぐで1年が経とうとしています。早い…早すぎる…。ここ艇庫(読:テイコ/意:自由のない世界)にいると娑婆(読:シャバ/意:外の自由な世界)に比べて時が経つのが明らかに早いです。F1カー並みに早(速)いです。どうにもおかしいと思って調べてみたところ、艇庫内の時空は早いほうに歪んでいることが分かりました。これは科学的にも証明されています。嘘です。

また一方で、毎年夏に1年生を対象に行う山中湖合宿(読:ヤマナカコガッシュク/意:陸トレ合宿)では逆に時が経つのが遅すぎます。3泊4日の合宿ですが、この4日間は艇庫での2週間に相当するくらい長く感じました。これまた時空が歪んでいるのではないかと思ったらやはりそうでした。遅いほうに時空が歪んでいます。これは心理学的に証明されています。半分本当です。つまり時の流れの早さは

山中湖合宿<<<娑婆<<艇庫

といったところでしょうか。あまりの時空の変化についていけませんね。

 話は逸れましたが待ちに待った初ライフ。というのも実は僕、今から4年前の高校1年生の頃からこの慶應端艇部のホームページにアクセスをし、先輩方の文才あふれるライフを読み漁り楽しませて頂いていたという、生粋のライフっ子だったのです。そのため、今こうしてライフを読む立場から書く立場になっていることを思うととても感慨深いですネ、、

そんな僕が高校生の時、先輩方にどんなライフを求めていたかというと、それはズバリ“艇庫の日常”についてです。謎多き艇庫生活、端艇部への入部を決意していた高校生の僕は、端艇部は一体どんなタイムスケジュールでどんな練習をしているのだろうかと気になって夜も眠れませんでした。そこで今回のライフは、当時の僕みたいな悩める高校生に向けて艇庫の日常についてでも書こう!と思ったのですが、もうすぐ新歓期、そういった情報は是非自らの手でつかみ取ってほしい!そういった思いから今回は敢えて書きません!新歓でお待ちしております!

長くなりましたが本題はここから。今はちょうど早慶レガッタのシーズンです。今年の早慶レガッタまであと1か月を切りました。先述した通り僕は高校1年生の頃から何故か端艇部に興味をもっていて、それは当時1人で早慶レガッタを見に行く程でした。ちょうど仮入部期間ということもあり時間があったので、日吉駅に貼ってあったポスターを頼りに1人春の墨田川へ。

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↑当時のポスター

浅草駅を降りて川沿いをぶらっと歩いているとアップ中の第2クルーが。

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↑今だからこれが第2クルーだとわかるのですね(船的な話)

そして慶應1年目プラス寂しく1人で来た僕は応援席に行くわけにもいかず対岸の芝生のところに場所を取り、そこにあった屋台の焼きそばを頬張りながらレース開始を待ちました。

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↑ここから見ました。桜橋の上にもたくさんの人がいますね。

そして待つこと数分から数時間(むっちゃ待った)。ようやく対校のレースがスタートしました。中々こないなぁと思いながらも、しばらくすると先に慶應のクルーが姿を現し、ゴール地点にある応援席の声援がより一層増します。そしてそのまま1艇身以上の差を開けてゴール。見事慶應が勝利しました。

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↑勝利後の慶應対校クルー(写真があまり良くないですね)

 

このようにすごく大雑把に振り返りましたが、正直高校1年生の僕はボートがどういった競技でどれくらいキツイか全くの無知でした。そのため1観客としてこの年の早慶レガッタを楽しんだ訳ですが、今は違います。ボートがどういった競技で、どれくらいキツくて、このレースにかける想いがどれくらいあるのかを今は少なからず分かります。この早慶レガッタ当日に向けて、果てしなく多くの時間と距離を重ね、どれだけの努力、どれだけの苦労があるのかを身をもって痛感しています。そしてあの時ただ眺めていただけの大舞台に今自分がチャレンジできていることに喜びを感じると共に、来年こそは自分がという強い想いが芽生えています。

そんな色々な人の色々な想いが詰まりに詰まった今年の早慶レガッタは4月22日(日)にありますので是非応援に来てください。百聞は一見に如かずです。そして新入生は新歓にも気軽に足を運んでみてください。最初に艇庫は自由のない世界みたいなことを書きましたが、自由は感じるものではなく自ら創るものです。きっとそうです。そうすれば自由はそこらじゅうに転がっているはずです。僕はそれを拾い集めて艇庫ライフを謳歌しています。そうして気づいたらもう1年が経とうとしています。早い…早すぎる…。やっぱり時空、歪んでない?

お後がよろしいようなので今回はこのへんで失礼します。最後まで読んで頂きありがとうございました。次は圧倒的イキリモブキャラ感武井君です!

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↑武井君