真面目に書きます

こんにちは。4年の浅倉です。
福原に代わってライフを書かせていただきます。
今までふざけたライフしか書いてきませんでしたが、4年ということもあり流石に真面目なことを書いた方がいんじゃないかと思ったので、今回は真面目に書きます。

現在、慶應ボート部は女子栄養大学の上西研究室の方々に栄養面でのサポートをしていただいています。
上西研究室の学生たちは何チームかに分かれており、僕らが直接的にお世話なっている学生たちは慶應のボート部担当ということで毎月のインボディ測定(体組成計を使って選手の筋肉量や脂肪量などを測定)や食事メニューの提供を行っています。

僕はボート部の食事を担当しているということもあり、女子栄養大の学生や上西先生と関わる機会が多いのですが、先日上西先生との会話の中で僕らにとって非常に大事なことをおっしゃっていたのでこの場で共有させていただきます。

その前にまず食事のメニューの作成から提供までの一連の流れについて触れたいと思います。
女子栄養大の学生はボート選手に必要な栄養素を調べ、またインボディ測定後のアンケート調査から普段の食事で足りていない栄養素を分析することで僕らの食事のメニューに必要な栄養素を決めます。
そして与えられたテーマに沿って学生各々が自分で考えたメニューを持ち込み、実際に作ってみて皆で試食をおこない、どのメニューが選手に美味しく食べてもらえるか決めます。
メニューの案が決まったら実際に艇庫の厨房で調理をおこない選手に食べてもらうことで、調理の方法を見直したり、また選手に感想を聞いてそれをメニューに反映させたりして、ようやく1つのメニューが完成します。
ボート部は毎年5つのメニューを提案していただいているので、つまりこの一連の流れを計5回行います。

ここまで読めば分かると思いますが、このような食事のメニュー提供は1〜2週間で終わるようなものでは決してなく、非常に長い時間と労力をかけて行っていると容易に想像がつきます。
メニュー作成の話を受け、女子栄養大の方々に多大な負担をかけていることを知りました。
そこで上西先生に申し訳ない気持ちを伝えたところ、先生はこのようにおっしゃっていました。

「彼女たちは慶應大学ボート部の学生をサポートしたいという想いのもと集まっています。ですので、そのように申し訳なく思う必要は全くなく、むしろこれからもより多くのサポートをしていきたいと皆が思っています。」

大学生は各々が自分のやりたいことに打ち込み、または何もせず日々を過ごすわけですが、数ある選択肢の中で彼女たちはボート部を栄養面でサポートしたいという選択肢を選びました。
僕にはなぜそこまでして赤の他人をサポートしたいのか分からないのですが、ただ1つ言えることは自分たちが栄養面でサポートすることで日々練習を頑張っているボート部の人たちを応援したいという思いがあるからだと思います。

選手は今、夏の試合に向けて日々全力で練習に取り組んでいます。
モチベーションは選手それぞれだと思いますが、今回のライフを読んでまずは彼女たちに感謝をし、彼女たちの想いを胸にさらに練習に励もうと思っていただければ幸いです。

僕自身も残り引退まで数ヶ月しかありませんが、彼女たちの姿勢を見習い今まで以上に選手を全力でサポートしていきたいと思います。

以上長文失礼いたしました。

次の投稿は誰になるか見てからのお楽しみです。

玉ねぎ