1年生の時にエイトでパドル中に腹を切って自分だけ落ちて死にかけた。

こんにちは!八木志洋です。ついにラストライフを書く時になってしまいました。

突然ですが、僕はエイトから落ちたことがあります。あれは1年生の7月の東日本夏季新人競漕大会の前日でした。スタートスパートをしている時、なんと僕はエイトから落ちてしまったのです?? 「いや、エイトから落ちるなんて嘘だろ福原並みに盛ってるな」と思った下級生の皆んな、これは本当です。腹を切った勢いでクラッチが破壊されそのままオールと共に僕は沈んでいきました。僕が沈んでいる間にエイトは通過し無傷で済みました。一歩間違えれば大惨事です、危ない危ない😵😵 水から顔を出すと後方でエイトの皆んなが笑っていました。ストロークの三輪君の笑顔はよく覚えています。「突然、目の前から八木ンゴが消えた」と後ろに座っていた貴船君と郡山君が後日語っていました。その後、オールを持ちながら岸まで泳いだのですが、その時の各方面からの視線は忘れられません。いや、冷静にオールを持ちながらコースを泳いでる奴ヤバいでしょ、、、笑
この時は本当に辞めようかと思いました。次の日の東日本夏季新人競漕大会は一年生の初レースで皆んな楽しみだとか勝ちたいとか言っている中、僕の目標は「レース中に船から落ちないこと」でした。だから僕はレース中、レート34の腕漕ぎをし続けました。

ここまで、エイトから落ちた話をしましたが、エイトから落ちることもあるので油断せずに気をつけましょう。ということを伝えたい訳ではありません。4年間ボート部に居れば高校時代は想像もしなかったような色んなことがあるということです。ボートから落ちてしまうこともあるかもしれませんが、そんなことよりももっともっと辛くて逃げ出したくなることも沢山あります。理不尽なこと、シートレースに負けてしまった、頑張っているのに結果が出ない、試合に負けた、同期が活躍しているのに自分は試合にすら出れない、練習が単調で辛い、友達と遊びたい、家に帰りたい、旅行に行きたい、挙げればキリがありません。でも耐えて耐えて耐え続けましょう。悔しいことや辛いことも糧となり、いつか大きな花を咲かせるエネルギーになるはずです。耐えた悔しさや辛かったことが多ければ多いほど大きな花になると僕は思っています。来年、早慶戦完全優勝、そして日本一という大きな花を咲かせてくれることを期待しています。

最後に監督、コーチの皆様、先輩、後輩の皆さん4年間本当にありがとうございました。特に3年生の皆んなとは一緒に乗る事が多くて本当にお世話になりました。第2エイトで優勝出来たのはパワーのある頼もしい3年生のお陰です。そして一緒にペアで試合に出た永田と古谷のお陰で楽しい思い出を作れました。本当にありがとう。3年生の皆んな、そして1年生、2年生の皆さんの活躍を祈ってラストライフを終えたいと思います。

さよなら!

 

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