こんにちは!
文武両道の権化、麓君から紹介に預かりました南雲です。
同期の引退ライフを読み、引退を実感するとともに
独り感傷に浸っています。
何について書こうかな。
いざ自分の番になると思いつかないものですね。
面白いことが特に思いつかないので、競技生活を振り返りながら、ボート部から学んだことを書き記そうと思います。
①『楽しむこと』
今回、全日本選手権に舵手無しペアで出場することになり、後輩の古谷君とクルーを組むことになりました。
最初は驚きの毎日。
どんなに艇の調子が悪くても、後ろの古谷君は笑っています。
不思議に思い、古谷君に尋ねました。
すると、
「良くなる過程だと思って楽しんでいます。」
なるほど。
その日以降、私もどんなに調子が悪くても練習を楽しむようにしました。
するとどうでしょう?
艇の動きは弾むようになり、クルーの雰囲気も良くなりました。
確かに、それまでの自分は良いものを出そうと、強く艇を動かそうと力み過ぎていたのかもしれません。
今はリラックスして、一本一本を楽しむようにしています。
振り返れば私は昔からずっと、失敗ばかりしてきました。
中学受験も、高校の部活も、大学受験も…
いつも思い通りの結果が出ない。
今思い返してみると、自ら自身を追い込んでいたのかな、結果を求めて力み過ぎていたのかな、と思います。
これからの人生は楽しみながら過ごそっと。
最後の最後に、大切な後輩から大事なことを学びました。
(左から南雲、古谷)
②『感謝のきもち』
ボート部は年間約300日の合宿生活を戸田公園で送っています。
(戸田ボートコース。ここで練習しています。寮の真横!)
まさに非日常。
中学・高校を書道部で過ごし、毎日定時に帰宅していた私にとって衝撃の毎日でした。
今までの日常がどれほど有り難いものであったのか
恥ずかしながら、ボート部に入って、艇庫で暮らして初めて気づきました。
寮では、家ではやらなかった食器洗いや洗濯も自ら行わなければいけません。
今では感謝の気持ちで胸がいっぱいです。
これからは、支えてくれた両親に感謝の気持ちをもって恩返ししたいなと思います。
また私は、先述した通りの書道部出身。
エルゴ(陸の上でボートの動きができる機械)もランニングも水上も部内最下位からのスタート。
入部当初、ボート部は無理な挑戦だったかなと思うこともありました。
一年生の時、何度も辞めたくなりました。
しかし、そんな時、先輩の
「南雲、今度飯行こうよ」(K原さん、N人さん)
という声かけに救われました。
「こんな僕でも見てくれている人がいるんだ…
強くなって、あの時声かけて良かったなって思われるようになりたい。」
今では、辛い時も、思うような結果が出ないときも
あの日先輩と食べた あぺたいと の焼きそばの味を思い出して頑張るようにしています。
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110202/11021719/
(⇑あぺたいとの食べログ)
K原さん、N人さん、本当にありがとうございました!!
あと少し、頑張ります。
自分で言うのもなんですが、ボート部は人が素晴らしいと思います。
悩んでるときに話を聞いてくれる人がいる。
何かに躓いて苦しんでいる後輩がいたら
是非とも先輩に話しかけてみてほしいなと思います。
きっと楽になるはず。
(先輩は後輩に話しかけてあげるんだぞ!)
あれ?何を言いたいのか分からなくなってきたな。。。
感謝の気持ちは人を強くするってことを伝えたかったはずです笑
実際、感謝の気持ちを持つようになってから、日々の過ごし方が変わりました。
今日は一生懸命過ごせたのか?
支えてくれる、応援してくれる人に誇れる1日を過ごせたのか?
もし、頑張りたいのに頑張れなくて悩んでいる人がいたら実践してみてください。
感謝。おすすめですよ。
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ボート部からは他にも沢山の事を学びました。
書き始めたら止まらないので、最後に近況を報告して終わりたいと思います。
先ほど、全日本選手権の初日が終わりました。
結果は3位。明日の敗者復活に回ります。
しかし、心の炎はまだ消えていません。
4年間の全てを明日のレースにぶつけたいと思います。
あ、やべ。力み過ぎてるな笑
力み過ぎてると古谷君に怒られるので意気込みはこれぐらいに。
最後の最後、信頼できる後輩と一緒の船に乗れて幸せです。
4年間で今が一番楽しい。(練習も毎日楽しかったよ!)
あぁ、慶應端艇部に入部してよかった。
あと4日。
端艇部に恩返ししなきゃな。
(終)
次のLIFEは平本君!
感動のLIFEを頼むよ!