早慶戦

初めまして。

小宮山くんに紹介を預かりました、経済学部2年の武井優と申します。前回のライフから1ヶ月以上が経ってしまいました。僕は第二エイトで出場させていただいたのですが、日々の練習に追われてしまい、ライフを更新することができませんでした。楽しみにしていただいていた方、申し訳ありませんでした。

時が経つのは早いもので、もう早慶戦から1週間以上が経過しました。結果を見てみれば、対校、女子、第二とも負け、昨年に引き続き早稲田に完全優勝を取られるという形になってしまいました。

悔いがないかといえば、あります。でも、普通の悔いとは違う。この一週間考えてそう気づきました。

反省会で小澤監督がおっしゃっていたことに、2003年にインカレ優勝した慶大クルーの話がありました。このクルーは早慶戦で負け、後の反省会でOBの方などから叱責を食らった際に、自分たちでやったことに干渉するなといい全く聞く耳を持たないという態度をとったそうです。

そのような態度を取ることがいいかどうかはさておき、私が言いたいのは、それくらい自分のやったことに責任を持ち、納得して負けたということが、その後、夏の大会などでいい成績を収めることに繋がったということです。

この話を聞いて、初めはこれが何を意味するのかがわからなかったのですが、改めて自分を振り返ってみると、自分は反省会でそこまでの気持ちになることはできなかったかなと思います。

2月の初めから始まった早慶戦合宿では、コーチや先輩に言われるまま、それについていくだけの練習になってしまい、頭で考えて練習することがあまりありませんでした。誰よりもきつい練習をやったのだからきっと勝てるだろうという自信のもと、本番を迎えました。結果は惨敗。与えられた地獄のようなメニューをやったから勝てるという甘い世界ではありませんでした。

自分が、日々の練習で考え、自分が納得し、腹落ちした練習を積み重ねていくごとが勝利への本物の自信へつながっていくものだと気付かされました。負けても納得できるような、誰に何を言われても気にしない自信が、2003年のクルーにはあったのだと思います。

小澤監督の言う『自分のために勝て』と言うことも、勝ち負けに他人の入り込む隙をなくすくらいに考えて、納得して勝てということなのではないか。

本当の意味で勝つことと同じくらい、本当の意味で負けよう。最後に勝てるよう、そこを目指していこう。

次は艇庫のインスタ厨、かつ我がマサル倶楽部所属の田村くんです!