こんにちは。
現役部員として役目を終え、引退生活を始めたものの家でできてしまう体幹トレーニングやおんぶスクワットをやめられない前主将の内田です。
現役諸君、いつでも呼んでくれ、スタンバイはできているぞ。
名残惜しいので老害としてライフを投稿させてもらいます。
さて、引退レースとなった全日本選手権は敗者復活で敗退という結果に終わりました。
今まで、大会前の練習の後は思うようにいかないことが多く、落ち込みながら艇庫の階段を上ることが多かったのですが、ここ1ヶ月楽しもうと改心してからは、笑顔であがれることが増えました。
レースも負けてしまいはしましたが、最後は出し切ることができ、悔しさは残るものの楽しいレースをすることが出来ました。皆さん応援本当にありがとうございました。
引退して数日ですが、今も後輩たちが必死に練習をしていると思うと自分はこんなに暇をもてあそんでいていいものかと思ってしまいます。せめて筋トレ位しなきゃ、、、
引退をしたお役御免の部員がわざわざライフに何を投稿しようか考えていましたが、前回のライフに私の想いを乗せてしまったので大したことは書けません。なので、引退して艇庫から家に帰る道中で思ったことをさらっと書いて終わりにしたいと思います。
道中で思ったこと
1、4年間過ごし年々増えた艇庫の私物も、本気を出せば1,2時間で片付けができる
家とほぼ同じだけの生活を送る能力がある艇庫に散乱していた私物もものの1,2時間で片付きました。もともと艇庫では自分が実際に使えるスペースは物凄く小さいのです。
何が言いたいのか、人は案外少ないものだけで過ごしていけるということです。1つ1つのものを無くさないようにしっかりと物を管理することが出来れば人はもっと経済的に過ごせるでしょう。実際、開封せずに捨ててしまった食べ物や、使わなかったものが多く埋もれていました、、、後輩たちよ気を付けて
2、電車から7年間見続けていた荒川にもう二度と浮けないこと
早慶戦合宿の時、恐怖に感じていた河練ももう二度とできないのだと考えるとなんだか寂しく感じました。インカレ金メダリストの野方がライフに乗せていた菜の花畑を秋ヶ瀬鉄橋から眺めていた時のことを思い出し、ボートの難しさについて考えました。とくに考えたのはスカル、ペア、フォア、エイトと異なる人数のクルーリーダーを務めて感じた、コミュニケーションの難しさです。人数が増えていけば増えていく程まとめるのが、本当に難しい。。。人が増えていくと、全体感でどうしようということを考えすぎて、1人1人と向き合えなくなってしまうので独りよがりになりやすいのです。1人1人と殴り合いをしあって本当にお互いの思うことをぶつけ合わないときっと本当の意味で1つになるクルーというのは作れないのでしょうね。現役諸君、嫌かもしれないけど喧嘩してみて下さい笑
3、全然引退したくない、まだまだ漕ぎたいよ!!ということ
そんなわけにはいかない、そんなことはわかっているです。でも終わってから気付いてしまったんです。現役の時は全然気づかず漕いでいましたが、OBからの多額の寄付、休日返上で指導して下さった監督、コーチ、そして金銭面でかなり援助してくれた両親の助けがあって壮絶な遊びをさせて頂いたことが、いかに恵まれていたかということに。きっと人生でここまで人に助けてもらって好き勝手できることはもう無いのでしょう。それだけ好きなことをして、結果を出して恩返しをできなかった自分を責めつつも、これからの人生で恩返しをしていこうと固く自分に誓いました。
道中で思ったことはこんなところですかね、、笑
現役諸君に参考になることはあったかな?笑
さあ、ついに本当のラストライフも終わりの時がきました。
内田さん話なげーよ、、イライラ、スワラセロ
って思ってた人ついにさよならです。
たくさわがままを通してきましたが、本当によく耐えて支えてくれました。
今まで本当にありがとう。
君たちは僕の一生の宝です。
そして最後に我々128期を応援して下さった全ての方へ
1年間本当にありがとうございました。
どうか、後輩たちのことも温かく見守っていただきたく思います。
それでは失礼いたします。
文:128期主将 内田優志