こんにちは。130期主将の新井勇大です。
先日の全日本大学選手権をもって、僕たち4年生は引退しました。ラストライフで恒例となっていますが、引退して振り返ってみると、憧れの先輩方、頼れる最高の同期、可愛い後輩たちと過ごした4年間は宝物です。
ですが4年間本気で目指してきた「日本一」がついに達成されないと思うと、本当に悔しい。日本一になって引退したかった。引退して少し時間が経ちましたが、この悔しさが消えることはありません。
だから後輩たちには「日本一」を達成して引退してほしい。僕たちが見られなかった景色を見て、僕たちよりも笑って引退して欲しい。 脇目も振らずにボートに没頭して、「日本一」にこだわって毎日毎日を過ごして、より強い慶應端艇部を作っていってください。
勢いのある1年生、愚直にボートと向き合う2年生、未経験選手が中心ながらも実力のある3年生、君たちなら必ずできると信じています。
4年生一同、誰よりも本当に応援しています。
頑張れ!!!「インカレ優勝!!!」
最後に、この4年間信念としていたことを書きます。1つめは全ての人アドバイスに耳を傾け自分のものにする事、もう1つは迷ったら勇気のいる方を選択する事です。
全ての人のアドバイスをものにすることについて。
自分よりも知識や経験がある人はもちろん、後輩やボート競技に関わっていない人からもボートに活きる学びを得ることができると信じてきました。たくさんのアドバイスを聞いて、自分の中で取捨選択をしていくことが、上達の1番の近道だと信じています。
勇気のいる方を選択することについて。
大学2年の夏、国体の埼玉県代表選手選考レースがありました。その年の春、内田先輩と全日本軽量級選手権舵手なしペアで準優勝をしており、部内でシングルスカルが遅いのがバレるのが怖くて、準優勝はやっぱり内田先輩のおかげだったんだなと思われるのが怖くて、本当に出場するか迷いました。迷った末、逃げていてもしょうがない、日本一を目指すなら何のこれしきと、出場を決めました。結果は8位?9位?と予想通り全く奮わずの結果となりましたが、運良くサイドの関係等で日本代表にもなっている実業団の選手たちとフォアに乗せてもらうことが決まりました。外の世界をそこで初めて体感し、こんなにも差があるのかという驚きと、早くここに追いつきたいというワクワクする感情を今でも覚えています。その年の国体は、4人の選手に引っ張られる形で優勝しました。その経験から、決断の時は常に勇気のいる方を選択するようにしています。特にボートなんて生死に関わることはないから、大変そうに見えることを、勇気のいる方を選択すれば後悔することはないと思います。
最後となりますが、OBOGの諸先輩方、保護者の皆様、監督コーチの方々のご協力あって素晴らしい4年間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
追記
入部当初の500mラップ2分40秒のシングルと、先日の動画を貼っておきます。今もまだまだですが、確実に速くなりました。
Leave a Reply