こんにちは。端艇部128期、商学部4年の小坂哲生です。北原君はいつの間にか129期になっていたようですが、これはもしかしたらシャイな彼なりの現役続行の意思表示なのでしょうか?(笑)
まあそんなことははさておいて、とうとう最後のLIFEになってしまいました。僕はあまり文章を書くのが得意ではない上に、最後にして初めて真面目にLIFEを更新しようと考えているので、どうか多少のミスは温かく見守っていただけると幸いです。
自分でもこの4年間色々あったなあと振り返っていて思います。入学当初の体重が90kgを越えていた時期に始まり、秋には、シングルに乗って圧倒的なビリレースを高橋と繰り広げ、下手過ぎてシングルから降ろされるという珍事?を起こした事もありました。他にも怪我をして大部屋の隅っこで小さく存在感を消してずっと漫画を読んでいた時もありました。そんなこんなで時間は流れ、気付いたらもう引退間際になってました。
正直ラストLIFEでは4年間の振り返りをすればいいと思っていたのですが、前回の全体ミーティングの宍戸さんのお話を聞いて、少し気が変わり別の事を書きたいと思います。それは自分なりに4年間かけて考えてきた事で、この端艇部のもっと良くなるとおもうポイントであり、自分が全く実践できなかった事です。
急ですが、努力しているってどういう時だと思いますか。それ自体は人によって様々だと思います。エルゴ引いてる時、ウェイトしている時、艇に乗っている時、野球部なら素振りしている時、バスケ部ならシュート練習をしている時でしょうか。
スポーツを続けていると、自分もずっと感じていた事が起こります。なんで、こんなに努力しているのに、きつい練習を毎日しているのに成長できないんだ。なんで勝てないんだ。本当に絶望したくなる時もありますよね。あんなに毎日河練習で漕ぎまくって、努力していたのになんでなんだ。おかしいだろってボートを大嫌いになった時もありました。
でも8月の奥只見湖合宿明けに、家でゴロゴロしている時にふとある言葉を見つけました。
「努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば、
それは努力とは呼べない。」 日本のプロ野球選手の王貞治さんの名言です。
今まで、ボート技術が成長しないのは、自分が向いてないからで仕方がない事だし、こんなに練習しても勝てないのはきっともっと向いてる人たちを相手にしているからだろうと思っていました。
でも、この言葉を見た時、自分がしてきた物はそもそも努力と呼べるのか?という所に気が付きました。確かにどんな時も力いっぱい出力してきたし、集中力がなくなっても頑張ってきました。しかしそれは努力なのか?自分の課題に対しての最善の方法だったのかと考えると、全く違いました。
その時の僕なりの答えはこうです。
努力する事≠頑張る事
努力する事=何かを向上させることです。
だから、努力しているのに成長できないとか、誰よりも努力しているのに勝てないという事はないです。成長が出来ないのはただ頑張っているだけであり、それは努力ではなくむやみに練習をしているだけだからです。勿論体格の差や向き不向きはあると思いますし、僕たちが世界レベルの選手にと言われたら、違うと思いますが、インカレや全日本レベルなら勝てないのだって、単純に努力不足と考えられると思います。だからこれを読んだ後輩にはもしよければ考えながら練習に取り組んでほしいです。それは、何も考えずに長い距離をこなすのでも、エルゴをひたすらガンガンやるのでもなく、与えられた事に従うのでもなく、自分に必要な事を選ぶことです。最後の最後まで、気付きませんでしたが、コーチの方は思ったよりも優しく、考えてることを伝えると尊重してくれるはずです。これをやっても意味がないと考えながらやっても、それは実にならないし、努力しているとも呼べません。だから、むやみにエネルギーを使うくらいなら、今日何が向上できるのかとか、何を武器にすれば自分は他人に勝てるのかとか考えていた方がいいと思います。
こんな当然の事に、小学1年生の頃からスポーツを始めて、最後の最後にして気付きました。もっと早く気付いていれば、ボートにおいても、高校までのバスケにおいてももう少し違ったのかなとか後悔していたりします。
私の様な若輩者が、上から目線な文章な上に、乱文失礼致しました。しかし、自分なりに端艇部に関わってきて、最もこの部分が欠けていると感じた部分であり、自分自身出来なかった部分を伝えようとした結果ですのでどうかお許しください。
最後になりますが、今まで端艇部だけでなく、自分の人生を支えてきてくださった方々本当にありがとうございました。色々な方々のお世話になったのに短い文章になってしまい申し訳ありません。今までの人生は後悔ばかりのでしたが、一人ではこんなに幸せな人生にはできませんでした。この気持ちを集大成としての全日本選手権で見せられればと思います。
以上、何かカッコつけた文章になりましたが、大して中身は成長していないのでどうかこれからもよろしくお願い致します。
次は、高校以来7年間の付き合いの笹岡君です!!感動のラストLIFEを期待しているね(笑)