こんにちは。辻から紹介に預かりました、129期の辻井将仁です。東日本で乗ったダブルは楽しかったね。
朝比奈、もちろん忘れたわけじゃないよ。
二人には本当に感謝してます。ありがとう。もちろん鯉ちゃんも。
そしてあと少し、宜しく。
さて、いつもは関西から持って生まれた抜群のお笑いセンスで艇庫を楽しく盛り上げている僕ですが、たまには真面目な感じで書いてみようと思います。はい。
ラストライフ。何を書くか本当に悩みました。
過去の先輩やこれまでの同期のラストライフを読んでいると、皆思い思いのことを書いています。
同期のK本君は、普段はTW⚪⚪⚪の話しかしないのにものすごく真面目に書いていたり、同期のS田君は普段は艇庫の⚪口しか言わないのにいきなり感謝してたり、本当は皆この4年間で内に秘めてるものがあったんでしょうね。
ということで、僕も軽く過去を振り返ってみて思ったことを書いてみました。
駄文ですが、最後までお付き合いください。
ボート競技を始めて10年。本当にあっという間でした。始めてオールを握ったのは中学1年生の5月にある試乗会。ボート部に入ろうと思ったきっかけは、・・・・・
このまま続けると磯貝の倍は軽く超えてしまうので止めます。
大学に入って1年目は、全員同期で出漕したオッ盾。
楽しかったな。純粋に。朝4時に起きて右も左も分からずスイープ漕いで、知識もないのにとりあえずクルーミーティングしたり。全員同期で、始めてエイトを漕いで、未経験者のふじけんや高寅、朝比奈が、クソしんどそうだったけど楽しそうに漕いでる(と勝手に思ってた)のを見て、自分も初心にかえったのを覚えています。
2・3年目は、沢山の人とクルーボートに乗りました。
お花見、軽量級、東日本、新人戦、インカレ、国体、全日本・・・
今だから言えますが、シーズン中にスカルとスイープを行き来するのは本当に辛くて大変でした。特にこの2年間は辛いことの方が多かったような気がしますが、そこから学んだこともたくさんありました。何を学んだかは最後の方にちょっとだけ。
4年目。最初で最期の早慶戦。対校エイトで出場し、負けました。
岸蹴りの際、円陣を組んだ時の空気感、観覧席の横を通った時に感じたプレッシャー、桜橋から聞こえる大歓声、そして負けた瞬間は今でも鮮明に覚えています。
本気で誰かの為に勝ちたいと思ったのは、この試合が最初で最後でした。最高のメンバーで漕がせてくれた監督、田邊さん含めコーチの方々、最高の舞台を用意してくれたマネージャー、OBの方々、有難うございました。中学の時からずっと好きなことをさせてくれた両親、本当に感謝してます。そして当日までサポートしてくれた部員の皆、本当にありがとう。
宮嵜、新井、本多、ゴリ、三輪、来年は頼んだよ。
ざっと振り返って書いてみると、こんな感じになりました。
今シーズンは早慶戦、軽量級、東日本、インカレと続き、明日から全日本が始まり、引退まであと3日。早いものですね。
漕ぎたくても漕げないと思うと正直寂しいです。だからこそ、最後の一本まで悔いの残らないように。そして今一緒に漕いでくれている後輩達の力も借りて、結果を出したい。応援宜しくお願いします。
最後に一言。
ボート競技と出会って10年。長かったような、短かったような。
まあ、人生の半分ほど使ってるって考えたら長いですね。
自分でもよくこんなに続けてこれたなと思います。
単調で、同じ動きの繰り返しで、練習は本当にしんどいし、年に数回しかないレースで勝つのは本当に難しい。
よく同期や後輩から、「そんだけやってて辞めたくなったことはないの?」と聞かれますが、辞めたくなったことはありません。いろんな要素はありますが、単純にボートを漕ぐのが好きだったからです。笑
漕ぐ前に頭の中でイメージして、それを水上で実行する。それが時にはうまくハマったり、逆に悪い方向にハマったり、、、
でも僕は、それこそがボート競技の面白さだと思います。考えて、考えて、考え続けた結果艇速が伸びる時もあれば、考えれば考えるほど、漕げば漕ぐほど、悪くなる時もあります。そこにボートの魅力を感じてしまった僕は10年も没頭してしまいました。。。
他にもたくさん魅力があり、例えばボートにはいろんな種目があり、沢山の人たちと漕ぐことができます。
もちろん2・3年生から対校エイトに乗り、シーズン通してほとんど変わらないメンバーと部を背負って漕ぐのも素晴らしいことです。むしろ尊敬します。正直僕も1年生の最初の頃は対校に乗らないと意味がないとさえ思っていました。しかしその人たちには味わえない、多くの種目で沢山の人と試合に出ることも、また違ったボートの面白さだと気付きました。
そうやって1日1日、練習一つ一つに面白さを見出すのも悪くないと思います。
あと3日、できることを全力で。
長文乱文失礼いたしました。
次は南雲、頼んだ!
辻井